今更だが“ショーシャンクの空に”を観た。

先日ノリでやっすいプロジェクターを買った。

 そんなこともあって、せっかくなので家で映画でも観ようじゃないか!!となった。「あれほどの名作を今更〜?(笑)」と脳内の他人に煽られながらも、Amazon Prime Videoで“ショーシャンクの空に”をチョイス。

 

で、感想ですが、いい映画でした。「何が」とか「どこがどう」とか細かいことはあんまり浮かばないのですが、とにかくいい映画でした。いいじゃないですか、細かいことなんて。「いい映画」だと思わせるパワーをもった映画が「いい映画」なんですよ、たぶん。

それが映像によるものなのか、脚本なのか演出なのか役者なのか。自分は専門家じゃないので、後から誰かの解説読んで、「へえ〜なるほどねえ〜」ってなればそれでいいです。個人的に大事なのはやっぱりパワーですかね。

 

こういう風に感じるようになったのは、Tokyo New Cinema の中川龍太郎監督の作品を観てからですかね。ちなみにTokyo New Cinemaのページです。

tokyonewcinema.com

中川監督の学生映画時代に作品を初めて観たのですが、「おもしろいとかなんだとかそういうのじゃなく、とにかくすげーパワーだ!!!」というのが第一印象でした。一応ちゃんと言えば、感情の描き方が大好きなんですけどね。

 

にしてもまあ、映画業界?ってなんであんな感じになったんでしょうね。詳しいことはそんなわかってないですが、いかにも商業的というか金儲けが優先と言うか。もちろん慈善事業じゃありませんから仕方ないのは分かりますし、そんなん言ったら、Amazon Prime Videoで映画なんか観て、手前だってその恩恵得てんじゃねえかって話なんですが。

西島秀俊さんが出てた "CUT"って映画で、それに近いことがテーマになってましたね。あの映画もちょっと退屈でしたが、パワーの有る作品です。西島さんがボコボコに殴られるシーンがありまして。殴られ屋をやってボコボコにされてたのですが、なんだか商業化がドンドン進む映画業界との戦いってあんな感じなのかなあ、と。「足掻く」と言うより「耐え忍ぶ」といった感じで。耐え忍ぶことが足掻く唯一の手段って感じで。

 

アチコチ話は飛びましたが、ちゃんと映画館で商業化されすぎていないパワーのある映画が観たいな、と“ショーシャンクの空に”を観て思いました。まとまんねえ。